学校長あいさつ

沖縄県立読谷高等学校の学校長あいさつを掲載しています。

第26代 学校長 石垣 有三

平成30年度 入学式式辞

学校長

本日ここに、ご来賓並びに保護者の皆様のご臨席を賜り、平成30年度沖縄県立読谷高等学校の入学式が盛大に挙行できますことに、心から感謝申し上げます。
ただ今、入学を許可されました新入生の皆さん、入学おめでとうございます。生徒・職員一同、皆さんの入学を祝福するとともに大いに歓迎いたします。

皆さんは、厳しい受験を見事突破し今日の日を迎えました。この喜びは、皆さん一人ひとりの努力の賜物ではありますが、同時に、日夜温かい愛情を持って励まし支えて来られたご家族や友人、これまで指導してこられました先生方のお陰でもあります。お世話になった方々に対し感謝の気持ちを決して忘れないでください。
本校は、今年で創立68年になります。その間、『誠実、融和、進取』の校訓のもと、約21,300名もの多くの卒業生たちが育まれ巣立っていきました。その先輩方は、県内外や海外においてもあらゆる分野で活躍されておられます。先輩方の活躍は、私たちの励みであり誇りです。新入生の皆さん、皆さんも将来、先輩方のように社会で活躍し貢献できる人材になることを期待します。

さて、今年は1868年の明治維新から150年目の年になります。その明治維新の立役者の一人に、西郷隆盛と会談し江戸無血開城を実現した勝海舟がいます。勝海舟は、自身の著書『氷川清話』で、剣術の修行や蘭学などの勉強を一心不乱に取り組んだことが書かれています。剣術について、「ほとんど4ヶ年間、真面目に修行した。」とありますが、早朝から夜中までの凄まじい修行です。勉強についても同様に徹底していました。そのことが後年、歴史に名を残す活躍の土台となったのですが、何よりも、人生を数年単位で計画し、やるべきことを定め一生懸命に立ち向かう勝海舟の生き方に感動を覚えます。皆さんも一心不乱に勉強や部活に励み「真面目に頑張った」と言える3年間を目指してください。そのためにも、皆さんに実践してほしい3つのことがあります。

一つ目は、凡事徹底です。凡事徹底とは、あいさつや掃除、手伝い等、「当たり前のことが当たり前にでき、そしてそのことを徹底して行う」ということです。当たり前のことは、当たり前であるからこそ大切です。あいさつや掃除などの凡事を少なくとも何か一つ、徹底して実行し極めて下さい。一つのことを極めた人は、他の分野においても正しい方向を見つけることができるようになるものです。

二つ目は、文武両道です。勉強はもちろん、部活動やその他の諸活動等の両面で励むことです。勉強は、主に自分に向き合うことです。諸活動は、主に他人と向き合うことになります。自己を見つめ、社会性を身に付けることに繋がります。

三つ目は、目標設定です。学校生活では、授業、部活動、行事など様々な活動があります。それらの活動を有意義なものにするためには、今の自分にできることよりも一歩先に目標を設定し、その目標達成に向けて努力することです。例えば、授業の予習をすると疑問点が出てきます。その疑問点を持って授業に参加します。疑問点を解決することがその授業の目標になるということです。
すなわち、皆さんに実践して欲しいことは、『凡事徹底、文武両道、目標設定』ということです。日々の積み重ねが大きな夢を実現させます。

次に、保護者の皆様にお願い致します。本校は、『夢が叶う学校』として生徒一人ひとりの夢の実現を目指しています。生徒の夢実現のためにも、学校と地域・保護者の皆様との密接な連携と相互の信頼関係の構築が不可欠です。保護者の皆様におかれましては、本校の教育方針をご理解して頂き、ご協力とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

最後に、本日はご多忙の中ご臨席くださいましたご来賓並びに保護者の皆様に重ねて感謝を申し上げ、新入生の皆さんの高校生活が充実した実り多いものになることを願い、式辞と致します。


平成30年4月9日